秋の京都で開催される名物アートイベント、京都アートフリーマーケット2014秋に行ってきました。
京都アートフリーマーケットは、百万遍知恩寺や梅小路公園、上賀茂神社などでも開催されている京都の大規模アートフリーマーケットの1つとして、すっかりおなじみになりました。
メイン会場の京都文化博物館は我が事務所のすぐ近所にあり、知人も出店しているので、さっそく見物してきました。
昨年の京都アートフリーマーケットの様子はこちらをどうぞ。

京都アートフリーマーケット 2014秋
京都アートフリーマーケットは毎年3月・9月に開催され、京都の若手作家や職人のアート作品に出会えるアートイベントとしてすっかりおなじみになりました。
会場は前回と同様、京都文化博物館を中心とした6会場に159ブースが集います。
メインの京都文化博物館を中心に、三条通沿いの河合塾、中京郵便局、NTT西日本京都支店に露店形式のお店が並びます。また、京都国際工芸センター、ウィングス京都も会場になってます。いずれも徒歩圏内なので、気軽に移動できます。
(会場地図は公式HPより)
今年の日程は 2014年9月19日(金)から21日(日)まで、京都アートフリーマーケットは屋外の出店者も多いので天気は気になる所ですが、3日とも雨は降らず天候に恵まれました。
京都アートフリーマーケット 京都文化博物館
まずは京都アートフリーマーケット メイン会場の京都文化博物館前です。
最終日の午後に撮影しました。ご覧のとおり天気もよく、日曜日ということもあって結構な人出になってます。
京都文化博物館の正面、三条通に沿って広がるデッキにはたくさんのお店が並んでいます。メイン会場ということもあって、人が多いですね。
では正面から中に入ってみましょう。ちなみにこの重厚なレンガ造りの建物は1906年に竣工し、以来日本銀行京都支店として使われていたものです。京都文化博物館としてオープンしたのは1988年からです。
京都アートフリーマーケット 京都文化博物館別館内
入口付近はこんな感じ。両脇の通路を回って中に入ります。
京都文化博物館の中にはステキなお店がたくさんありました。推薦作家さんのブースが中心部にあり、その周りを囲むようにお店が並んでいます。木工、陶芸、絵画、革製品、金工、ガラス、アクセサリーなど、種類は豊富です。
とってもステキな革製品のお店です。ディスプレイも洗練されてますね。
こちらはガラスやアクセサリーがメインですね。いい雰囲気のお店です。
京都文化博物館 中庭ウッドデッキ
反対側から外にでると、中庭ウッドデッキです。こちらにもお店があります。
中庭ウッドデッキのお店は陶芸やバッグ、革製品の他に、漆器やイラスト、ぬいぐるみなんかもありました。休憩スペースもあるので、一服するにはちょうどいいですね。
京都アートフリーマーケット 三条通沿い
京都文化博物館を出て三条通を西に歩くと、たくさんのお店が並んでいます。
こちらは中京郵便局前です。お店は6軒あります。
中京郵便局前でカラフルなクマたちを見つけました。「赤石工房」さんというクマのアクセサリーのお店です。
もう少し西に進むとNTT西日本京都支店会場があります。こちらには23軒のお店があります。
ん? 君たちは・・・アクセサリーのお店「つねとするめと上木三堂」です。つねさんとするめさんは、あの一条百鬼夜行や嵐電妖怪電車をプロデュースした「百妖箱」のメンバーなのでした。
京都アートフリーマーケット 京都国際工芸センター(WAZA GU)
京都文化博物館の東側、高倉通を三条から少し南に下がると、京都国際工芸センター会場があります。
京都国際工芸センター正面のウッドデッキにお店が並んでいます。
中にはお店が7軒あります。こちらも盛況ですね。
京都文化博物館別館や国際工芸センターに限らず、どの会場もこんな感じで終日賑わっていました。やはり天気のいい日曜日はどこかにお出かけしたくなるってもんです。
京都アートフリーマーケット ユリイカ松尾くん
この時計、木の温もりがあってステキだと思いませんか? この木工時計は1つ1つが違っていて、それぞれ木の表情や材質を活かして作られています。「森の時計」という名前だそうです。
作者はこの男、ユリイカの松尾くんです。現在は愛媛県にアトリエを構えていますが、元々は京都在住で、たまに京都アートフリーマーケットへ行商にやってきます。
ってかキミはいつもこんな写真ばっかりだなぁ・・・(^_^;
次世代の作家や職人を育てる 京都アートフリーマーケットの意義
京都アートフリーマーケットの公式HPには、特に大層な理念が出ているわけではないのですが、その中にこんなメッセージが掲載されています。
京都アートフリーマーケットは、京都で活動する若手作家・職人のためのイベントです。出展作品は、作家・職人により制作されたもののみといたします。
作家・職人が大きく育つ一助として、多くの作家と府民の皆さまがアートを通じて交流する機会の創設のため開催いたします。
以前も書きましたが、京都の伝統産業がどんどん衰退している中、京都アートフリーマーケットは次世代の作家や職人を育てるための場としてとても重要な役割を果たしていると思います。
2014年秋の京都アートフリーマーケットは天候に恵まれ、3日間を通じてたくさんの来客があったようです。このような賑わいの場から、次の伝統を担う作家や職人がたくさん生まれるといいですね。
あと、今年から京都アートフリーマーケットの助っ人として、カッコいいロゴ入りのシャツを着た学生スタッフさん(?)が登場しています。参加者だけでなく、京都アートフリーマーケットの運営側も少しずつ進化しているのでしょう。
昨年2013年秋の京都アートフリーマーケットの様子はこちらをどうぞ。
