京都の夏の風物詩、祇園祭が始まりましたね。祇園祭といえばメインイベントの山鉾巡行が有名ですが、夜の宵山も見どころがいっぱいです。
日が落ちると山鉾の駒形提灯に明かりが灯り、コンチキチンの祇園囃子が聞こえてきます。祇園祭前祭の宵山(16日)はかなりの人出で賑わっていました。
宵山の山鉾は日中の姿とは違って、何とも幻想的なお祭り気分を味わえます。ビールを片手に、歩行者天国に並ぶ露店や出店を見て歩くのも楽しいものです。
2018年の祇園祭は天候に恵まれ、前祭は宵山から山鉾巡行まで一度も雨が降りませんでした。後祭も雨の心配はなさそうです。
祇園祭宵山 烏丸通の歩行者天国
烏丸通の歩行者天国は御池通から高辻通まで続き、広い道路の両脇に露店が並びます。天候に恵まれたおかげで、ご覧の通りすごい人出でした。
烏丸通の両脇には様々な露店が並びます。お好み焼きや焼きそば、かき氷、りんごあめ、射的、くじ引き、金魚すくいなど、お祭りならではの定番ですね。
変わったお店もちらほら見かけます。点滴ジュースとはこれいかに・・・(^^;
祇園祭宵山 夜の山鉾
祇園祭の山鉾は、夜になると駒形提灯に明かりが灯り、何とも幻想的な雰囲気になります。
こちらは山伏山です。横にある町家の中には、山鉾巡行の時に装着される前懸や胴懸、装飾品が展示されています。
その上には御神体の山伏が鎮座し、山鉾巡行の出番を待ちます。この山伏は浄蔵貴所という名で、八坂の法観寺の塔が傾いたときに、法力を使って直したという故事があります。
室町錦小路にある占出山です。御神体は神功皇后で、右手に釣竿、左手に釣り上げた鮎を持っています。
この奥にある占出山の町会所は、奥棟型町会所という貴重な神社形態になっています。
ここで占出山の前懸や胴懸、水引などの装飾品が展示されています。また、占出山には安産祈願のご利益があり、ちまきや安産のお守りといった占出山グッズが販売されています。
烏丸錦小路の孟宗山です。中国の史話が由来で、病の母を養う親孝行の孟宗が、雪中の竹林で筍を掘りあてた姿をモチーフにしています。
そういえば孟宗竹って竹があるけど、この話にちなんだ名前なのかな?
もっと他の山鉾も見て回りたかったのですが、寄り道してたら時間が過ぎて歩行者天国は終了していました。四条通に並ぶ大物、長刀鉾や函谷鉾の灯も消えていました。


2018年の宵山期間中は天候に恵まれ、大変な賑わいでした。引き続き後祭が楽しみですね。
祇園祭前祭は交通規制に注意
祇園祭宵山の歩行者天国は、前祭の宵々山(15日)と宵山(16日)のみで、後祭の歩行者天国はありません。室町通や新町通など、山鉾が立つ通りは交通規制があります。
また、前祭宵山は歩行者も一方通行の規制があるのでご注意を。経路を間違えると大回りしないといけません。
以下は祇園祭に関する記事一覧です。宵山や山鉾巡行の見どころを紹介しています。
